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SMEがCCCDを全面撤廃

ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)がコピーコントロールCD(CCCD)仕様での新譜販売を11月で終了すると今日付けのプレスリリースで発表した。 SMEグループの各レーベルは、エイベックスや東芝EMIに追従する形で独自CCCDのレーベルゲートCDを2003年1月からシングルに適用。 2004年1月からはアルバムにも適用し、以降の全新譜がレーベルゲートCDで発売されていた。 CCCDは様々な弊害が指摘され、一部ユーザーの反発が今なお根強く、Apple社の人気デジタルガジェット「iPod」に対応していないことへの不満の声も多い。 著作権の保護を目的として導入されたCCCDだが、撤廃にあたってSMEは、啓蒙活動が奏功してユーザーの意識が高まり、一時の混乱期を脱したなどと説明している。 CCCDを巡っては、先頃エイベックスも弾力的な運用を行っていくと方針転換を表明していた。 佐野元春は、「君の魂 大事な魂」(2003年12月発売)と「月夜を往け」(2004年3月発売)のシングル2作品をSMEグループのエピック・レコードからCCCD仕様でリリース。 その後、デビュー以来24年在籍したエピックから独立し、2004年7月発売のアルバム「THE SUN」(エピック時代にすでに完成していた)は通常のCD-DA規格でリリースしている。