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佐野元春
発売日 | カタログコード | 形態 | レーベル | (税抜)税込価格 | 備考 |
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2000.11.22 | ESCB-2190 | CD | Epic Records | (2,913)¥3,059 | 初回プレスはクリアケース+デジパック仕様。 |
デビュー20周年記念盤の第2弾だが、第1弾からの脈絡はなく唐突な感じでリリースされた。 「ディズニー・ピープル」と「ブッダ」はそれぞれアルバム「sweet 16」所収の「エイジアン・フラワーズ」と「ハッピーエンド」の原型という説明がされているが、メロディーラインが同じなので実質的には歌詞違いバージョンと言ったほうが適切だろう。 この未発表2曲のレコーディングはいずれもハートランドとのセッションで1987〜88年※に行われたもの。 「石と卵」はボニー・ピンクとのデュエットで、このアルバム唯一の新録音。 高声域を彼女に任せ、管弦を加えた井上鑑のアレンジによりアルバム「Stones and Eggs」所収のオリジナルに比べて格段に音の厚みや味わいが増している。 シークレット・トラックの「モスキート・インタールード」は前出の2曲と同時期のハートランドとのセッション。 「サンチャイルドは僕の友達」は1996年12月のツアー「FRUITS PUNCH」 リハーサルからのライブ・バージョン。
音楽情報サイトのBARKS(旧:LAUNCH.JAPAN)内にリリース当時のインタビュー記事があるが、「GRASS」の話題はあまり多くない。 続編コンパイルの意図を知りたいという人には個人運営のファンサイト「Silverboy Club」内の"架空"インタビュー記事「僕はいつでもペプシ・コーラなんだ 」の閲読をお勧めする。
※1987〜88年 … この期間はアルバム「Cafe Bohemia」('86)と「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」('89)の中間で、「ナポ〜」のレコーディングが行われていた時期にあたる。 海外アーティストとのセッションによる楽曲を中心に構成された「ナポ〜」にはほとんどの曲に別テイクのハートランド・バージョンが存在するというが、「GRASS」に収録された未発表2曲はそれらと共にレコーディングされたものだろう。 他にもまだ同時期にレコーディングされたお蔵入りの楽曲はあるかもしれない。