2020年12月に開催されたオンラインイベント『佐野元春40周年記念フィルムフェスティバル#06』の中で新曲のレコーディングドキュメントとして披露されていた曲。 フィルムフェスティバルの中のタイトルは「City Boy Blue」だったが、この配信シングル発売に際して「街空ハ高ク晴レテ - City Boy Blue」となった。
2019年8月16-17日に北海道小樽市で開催される予定だったロックフェス 「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2019 in EZO」に、佐野と東京スカパラダイスオーケストラがともに16日に出演することが決まっていた。 この時に佐野は自身のステージにスカパラホーンズを借りて「愛が分母」をライブ初披露する予定だったそうだが、フェスの初日が台風10号の接近で中止となったために共演はならなかった。
その後、佐野は自身のツアーでスカパラホーンズ抜きで「愛が分母」を演奏することがしばしばあったが、2021年11月に放送された衛星放送WOWOWの音楽番組「INVITATION」の収録において、メインゲスト:佐野元春 & The Coyote Band + コラボゲスト:スカパラホーンズが実現し、スタジオでスカパラホーンズを加えた正調版が演奏された。
2025年にはロックフェス 「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2025 in EZO」で再び共演の計画があり、オーディエンスを前にした演奏も実現している。
この曲は佐野が高校時代に作ったという。 同級生の友人が故郷の香川に持ち帰り、後輩に伝承していたというエピソードがあって、継承者のひとりであったギタリストの小倉博和がそのことをラジオ番組内(エフエム香川『山弦・One More Music』1999年12月18日放送回)で佐野に伝えた。 佐野は忘れていたこの曲のことを思い出し、そこから15年越しで正式にレコーディングに至った。 佐野が曲を作ったとする16歳からだと43年越しで商品化されたことになる。
なお、小倉はこの曲を2010年に開催された瀬戸内国際芸術祭公式コンサート「Song in Blue MUSIC BLUE CONSERT in マザーポート高松」で披露しており、その模様がYouTubeにアップされている。 佐野のスタジオレコーディング版は詩が大幅にアップデートされていて、曲もCメロが追加されるなど、サビの部分以外はかなり印象が異なる。
スペルは本来は「La vita è bella」が正しいが、当サイトでは特に修正は行わずジャケット表記のままとする。 イタリア語であり、英語にすると「Life is beautiful」、日本語だと「人生は美しい」の意味。
スタッフクレジット
Produced by
佐野元春
Co-Produced by
大井洋輔
Recording & Mixing
渡辺省二郎
Mastering Engineer
前田康二
Recording at
音響ハウススタジオ
Production Management
大本和典
Words & Music
佐野元春
タイアップ情報
トヨタのミドルクラス4ドア・セダン「MARK X」がマイナーチェンジして新発売されるのに合わせて2012年8月27日より全国でTVCMが放送され、「La Vita é Bella」がBGMとして使用された。 CMの内容は俳優の佐藤浩市と刈谷友衣子が親娘に扮し、車を運転する父親が助手席にいる失恋した娘を慰めるというもの。 15秒と30秒の2バージョンあり。
佐野の公式サイトMWSの2005年6月の最新ニュースによると、この作品をリリースする半年前の佐野の構想は3トラックEPではなく6曲入りのミニアルバムだった。 リリース直後の雑誌インタビュー(STRANGE DAYS No.77)では同じメンバー(深沼/高桑/小松)で更に3曲のレコーディングをしたいとで語っているので、やはり合計6曲を発表して一区切りにすることを考えていたのだろう。
「The Coyote Band」の名称が使われたのは、2009年に開催されたバンド初のツアーのタイトル『佐野元春 & THE COYOTE BAND 2009年夏*全国ライブハウス・ツアー「COYOTE」』が最初。 すなわち、それまで佐野はこのバックバンドに名前を付けていなかった。 当初は飽くまでもレコーディングメンバーとして招集したものであり、バンドの結成を計画していたわけではなかったと考えられる。
新デザイン版のジャケットのロケ地はアルバム「BACK TO THE STREET」と同じ、神奈川県民ホールの裏手にあった「赤い靴」であり、佐野の服装や自転車の位置から考えるとアルバムジャケットと同日の撮影と思われる。 もし、デザインの差し替え時に裏面まで気が回らず、クレジットの修正が行われないミスがあった(あるいは気付いていたが予算や時間の都合などで放置された)とするならば、新ジャケットの撮影者はアルバム「BACK TO THE STREET」と同じ"ヒロ伊藤" (1946-2014) と考えるのが妥当であろう。