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佐野元春 SMEと契約したことを報告

佐野元春が主宰するレーベル「DaisyMusic」の配給が、ユニバーサルミュージックからソニー・ミュージックエンタテインメントに移行したと、佐野のfacebook公式アカウントが発表した。

佐野は「EPIC/SONY」レーベルから1980年にデビュー(レーベル名表記は1978年の設立以来何度か変遷し現在は「EPIC Records」)。 以後、EPICの看板アーティストとしてレーベルを牽引したが、2000年代前半に起こったCCCD問題で折り合いがつかずレーベルを離脱。 2004年に発足した独立レーベル「DaisyMusic」はユニバーサルミュージックとディストリビューション契約を結んで店頭販売など従来の販路を維持していた。

ただし、佐野の独立後ほどなくSMEのCCCD採用方針は撤廃となり、その後のアニバーサリーエディションやボックスセットなどのEPIC時代の旧譜を活用したプロダクツはSMEから発売されている。 つまり、新譜以外ではSMEと佐野は現在まで常に協力体制を取っていた。

今回、佐野は17年ぶりに古巣に戻ることになる。 今後の新譜は「DaisyMusic」での原盤制作を維持したまま、パッケージやストリーミングの販売、コンサート制作などをSMEに任せるとのこと(※)。 詳細は先ごろ発送されたファンクラブの会報「Café Bohemia」vol.155に掲載されている(有料会員制FCサイト「mofa」でも閲覧可能)。

※以前の版権を人質に取られた従属的な契約ではなく、今回は佐野側に相当に有利な契約と見られる。